当社は、本年２０１５年９月１日をもちまして創業60周年を迎えます。
これもひとえに、永きに亘りお取引を頂いているお客様はもとより、創業時より当社事業の土台を様々な形で支えて下さいました関係者皆さま方の、ご愛顧とご支援の賜物と心より厚く御礼申し上げます。

当社は、戦後復興期の昭和３０年（1955年）９月１日に、現相談役の杉本豊がミシンの製造・販売で起業し、以来６０年の歳月の流れと共に、時代の変遷に翻弄されながらも時代に呼応した製品づくりに精励してまいりました。
振り返りますと、創業期のミシンの製造販売から、８ミリ映写機・教育機器等のプロジェクターの組立製造を経て、現在はOA機器関連事業を主力事業とし、その主要パーツを柱に業界固有のテクニカルスタンダードに注力してまいりました。
その一方、自動車関連では、精密機器関連で培われたものづくりを、最大限活かしつつ重要保安部品等の機能部品に、そのフィールドを拡大し取組みを強化しているところです。

当社にとっての還暦とは、時代の流れと共に大きく変化し続ける価値観に、背を向けることなく純真無垢な想いを胸に『温故知新』の精神に基づいて、新たな価値の創造に向け果敢にチャレンジすることであります。
永年培った技術と新たに取り組む技術との融合化に常に取組み、社の叡智を結集して社会的価値観と市場ニーズにマッチしたもの創りに邁進し、KYOWA・STANDARDに更なる磨きを掛け、頼れる革新的技術集団を目指します。

私どもは、これからも真摯に顧客ニーズや市場ニーズに耳を傾け、お客様の想いを汲取り、私どもの想いを重ね合わせ、『想いをかたちに』を合言葉として安全・安心をモットーに使い勝手に適したクリエイティブなもの創りに邁進してまいります。
そして、この精神はこの先１０年・２０年・６０年と承継させていく所存であります。

どうか今後とも、尚一層のご愛顧並びにご支援ご鞭撻を賜ります様、心よりお願い申し上げます。

株式会社　協和製作所
代表取締役　社長　狩浦健次